東2局

東2局1本場。

前局は対面が1人聴牌(テンパイ)。

自らの凡ミスで出親が流れた形なので、これ以上流れを悪くする手は避けたいところです。

配牌はこう。

配牌

塔子(ターツ)が3つの四向聴。

お世辞にも良いとは言えない配牌です。

手成りで進めること9巡目、この形になりました。

9巡目

選択:手役か受けの広さか?

断么九(タンヤオ)に固定しつつ、567の三色を目指し打一索とすべきか、123の索子を面子として確保するかの選択。

ここで場を見ると、不聴罰符分リードしている対面が、染める色を見誤ったのか?

このような捨て牌模様。

捨て牌

染め手、あるいは変則手を予想するも、まだ聴牌気配はありません。

ならばと、出来るだけ受けを広げるべく、打三索で一向聴を選択しました。

紛れを起こす

続いて、次巡南をツモ切りした後、五萬ツモ。

五萬ツモ
このツモにより、牌が伸びるよりも重なる展開、いわゆる「対子場」の気配も感じます。

ツモ切りも手ではありますが、ここは少し紛れを起こすためにも、配牌から動かない筒子の5・6を嫌う選択をしてみました。

すると次巡このツモ。

裏目
うーん、実に下手すぎる。

ミスをやらかした次局、紛れを起こしたいなら、今の自分では引かないであろう、ドラ面子を嫌うべきでした。

しかし万が一、四七索を引いたら立ち直れない為、中途半端な判断をしたが故の結果。

これで完全に、この曲は捨てざるを得ません。

オリを決め込ん打った結果

14巡目、対面に聴牌が入り、打三索。

対面聴牌

只、これだけ萬子が安く、染め手気配も感じられる中、二索待ちでのリーチは自制。

しかし次巡、なんと五萬をツモ。

対面五萬ツモ

捨て牌を見れば、これ以上ない迷彩が施されているが故、二索切りリーチ。

対面リーチ

これを受けて、こっちはこのツモ。

ベタ降り開始

現物はいくらでもありますが、下家の親に聴牌気配は無いものの、萬子の特に四七萬は嫌な感じ。

仕方が無いので、ここはベタ降りの打二索。

すると2巡後に、またも五萬ツモ。

一索でオリ

一手前で上家が一索を通してくれているので、一索切りで流局。

結果、対面のアガリ牌を握りつぶした形となりました。

流局

本局のポイント

この局でのミスは、一見すると11巡目の打六筒。

あそこでドラ塔子を外していけば、即筒子の567順子が完成しているので、五七萬のシャボ受けですが聴牌が入ります。

とはいえ、あそこで5・6索を切った際、親が鳴かないとも限りませんし、鳴きが入ればまた展開が変わったでしょう。

また鳴きが入らず、五七萬の聴牌が入ったとしても、対面の二・三索切りリーチに、スパッと一索が打てるかと言えば、かなり怪しいところです。

これが麻雀の醍醐味であり、面白さですね。

さて、この展開で紛れが起こるのか?

更に上家の、シブくドラドラで聴牌をキープしたのも気になります。

次局どうなる?