東3局-親の仕掛け-牌勢の違いを読み取れ

向かえた東3局(流れ3本場)。

これまでの2局、1人・2人聴牌と好調な牌勢を維持している対面が親。

やや流れを味方につけている様相です。

片やこちらは、打ち込みこそ回避しているものの、起家時のミスを引きずっている状態。

ここが東場の山なような気がしています。

そんな大事な局、我が配牌がこちら。

配牌

前局同様、塔子が3つの四向聴。

只、違うのが対子にくっつく形で塔子になっていること。

これだと、喰いタンが仕掛けやすいということもあり、個人的にはそこまで悪くない牌姿だと感じます。

親に仕掛けが入る。

9巡目、上家(ボクから見て)の発を、二鳴きで親が叩きました。

発ポン

捨て牌の切りだしから見て、ダブ東を抱えている可能性もあります。

そうなると、最低でも5800(ゴッパ―)、ドラが絡めば満貫以上が確定してしまいます。

これはちょっとマズい。

同順、自分の手牌はこんな感じ。

八萬切り

打八萬or二筒で一向聴になりますが、ここは八萬切りを選択。

理由は、まだ親に聴牌気配がなかったので、二筒は安牌として手の内に置いておきたかったからです。

そして次巡、親の七萬切りで猛烈に聴牌気配。

更に、こちらが引いてきたのは、ドラの五筒。

聴牌が入れば行きたくなる形になってきました。(打二筒)

牌勢の違いが浮き彫りに

しかし13巡目、親があっさりとツモアガリ。

ドラ3アガリ

ドラ暗刻の3面張。

牌勢を感じさせられるアガリです。

ちなみにこの局の、親の配牌がこちら

親の配牌

ドラと役牌が対子、同じ四向聴でも、やはり牌勢が違います。

よほどの凡ミスさえしなければ、これは上がり切って当然と言えますね。

この局のポイント

麻雀は本当に、1手違いで上がる人が変わる、不思議な巡り合わせが常に起こります。

この局、自分は一向聴どまりでしたが、このように

打二筒後のムダヅモが、四七索などの有効牌であれば、追い付いている訳です。

その際(テンパイが入ったとき)、打ち出される牌、この場合は100%八筒になるのですが、これが相手にとっていわゆる「入り目」。

つまり、ボクが振り込むことは無かった巡りということです。

てことは、そこまで牌勢に圧倒的な違いは無いと読み取れますね。

とは言え、次局の展開次第でこの親は噴きます。

仕掛けるなら早めに行くでしょう。

このアガリ形、得点は?

符:20+4+4+2=30符

翻数:4(役牌ドラ3)

親のツモアガリなので、3900オールの3本場。

30符4翻を満貫とする傾向が多いですが、正確には11600点です。