麻雀の役について

役満

麻雀の楽しさを彩る、華麗なる華。

それが役満です。

誰しもチャンスがあれば挑みたい、麻雀の中で最高打点を叩き出す役満は、すべて覚えておきましょう。

天和(テンホウ)

天和上がり形

親の配牌で、アガリの形になっている時に成立する役満。

したがって、鳴きが入るとことはありえず、アガリの形になっていることだけが条件です。

個人的に、一生のうち一度で良いので、上がってみたい役満のひとつです。

地和(チーホウ)

地和上がり形

親の天和に対し、子の第一ツモで上がれば地和という役満になります。

但し一巡目でも、自分がツモる前に鳴きが入り1回目のツモで上がっても、これは1巡目とはみなされない為、地和は成立しません。

大三元(ダイサンゲン)

大三元上がり形

三元牌(白・発・中)の全てを刻子にすることで成立する役満。

たった3つで役満?と思われるかも知れませんが、2つ鳴いた時点で3つ目が場に出ることはほぼ無くなるので(警戒されるので)、難易度はやはり高いです。

とは言え、配牌時に3つとも対子で持っていると、1つを自力で暗刻にすることで、上がりやすくなることも事実。

ボクの人生で、一番上がっている役満かも知れません。

大四喜(ダイスーシイ)

大四喜上がり形

三元牌を除く字牌(東・南・西・北)を全て刻子にすることで、成立する役満。

鳴かないと、後述する四暗刻とも重なる、非常に難易度が高い役満です。

現場、TVなどのマスコミを含め。ボクはこれを上がった人をこれまで見たことがありません。

小四喜(ショウスーシイ)

小四喜上がり形

三元牌を除く字牌(東・南・西・北)のいずれか3つを刻子にし、残った1つが雀頭の役満。

大四喜と比較して、難易度はかなり低くなり、事実ボクも人生で2度ほど上がった経験がありますw

上がれる可能性は、卓を囲むメンツにもよる役満と言えるでしょう。

四暗刻(スーアンコウ)

四暗刻上がり形

手配に4つの暗刻+雀頭というシンプルな役満。

牌の種類に条件が無いため、比較的ポピュラーな役満で、長いこと麻雀を打っていれば、一度は上がったことがある人も多いでしょう。

当然面前が条件になり、単騎(タンキ)待ち以外の出アガリでは、対々和(トイトイ)+三暗刻となってしまうので、「ロン」の発声を一瞬躊躇(ちゅうちょ)しがちになります。

清老頭(チンロウ)

清老頭上がり形

牌を除いた幺九牌(ヤオチュウハイ)で、4つの刻子+雀頭で構成される役満。

鳴いてもOKですが、これもやはり2つ鳴いた時点でかなり警戒されるため、難易度が高め。

ちなみにボクは、一副露の清老頭に振り込んだことがあり、未だに忘れられません。

四槓子(スーカンツ)

四槓子上がり形

暗槓・明槓問わず、手牌が4つの槓子(カンツ)+雀頭で構成される役満。

三槓子でさえ難しいところ、四槓子は更に難易度が高く、仮にひとりで3つ目の槓を成立させても、四槓流れで阻止されてしまう可能性もありますからね。

これもボクは上がった人を見たことがありませんし、恐らく一生見ることはないでしょう。

字一色(ツーイーソウ)

字一色上がり形

4つの刻子と1雀頭を字牌だけで構成する役満。

これに数牌の幺九牌(ヤオチュウハイ)が含まれると、混老頭に格下げになってしまいます。

TVの麻雀番組では、何度か上がっている人を見たことがありますので、役満の中では比較的上がりやすいものかも知れません。

緑一色(リューイーソウ)

緑一色上がり形

索子+字牌の発」限定という珍しい役満。

索子の赤い模様が無い牌と発だけ、つまり「緑色の牌」だけで構成する役です。

使って良い牌は、二索・三索・四索・六索・八索・発の6種類。

順子に出来るのは、234だけなので、自ずと難易度も上がります。

個人体に、これは聴牌までは行ったものの上がり切れず、今でも悔しさが残っています。

国士無双(コクシムソウ)

国士無双上がり形

幺九牌(ヤオチュウハイ)を一枚ずつ、そしてそのいずれかを雀頭にする役満。

初心者には、「え、これでいいの?」という絵面(えずら)に見えるかも知れませんが、これは立派な役満であり、難易度もそれなりに高いんです。

とは言え、オーラス&トップとの差が大きい&配牌が悪い、というような状況時に、とりあえず国士を目指すというチャレンジ数は、他のどの役満よりも多いと思われます。

したがって、目にする回数も比較的多い役満といえます。

九連宝燈(チューレンポウトウ)

九蓮宝燈上がり形

まず清一色(チンイツ)、その中で1と9を暗刻、2~8を1枚ずつという聴牌形が基本。

この形は同色の1~9まで、どの牌でも上がれる形であり、麻雀の芸術とも言える役満です。

昔は「毎日麻雀を打っても一生に一度上がれるかどうか」という噂がありましたが、ボクは2度、同じ人間が九連宝燈を上がっているのをこの目で見ました(両日卓を囲んでいました)。

当然、全自動雀卓ですので、イカサマはありません。

世の中には、恐ろしい引きを持った人がいるものです。

https://ashleynicoles.com/2022/04/05/role-of-mahjong/