麻雀は、役を覚え、符の計算方法までマスターすると、アガリの点数を計算できるようになります。
逆に、その2つを覚えていないと、点数計算が出来ないということです。
点数早見表というものがありますが、どの表を見ても、符と翻数（役の数）が必要ですからね。
ここでは早見表も後ほど掲載しますが、あなたの理解を深めるために、なぜその点数になるのか？という計算方法もお伝えしたいと思います。
麻雀の点数計算方法
・ツモあがりの時は、符に基礎翻数と翻数（役の数）分【2】を掛ける。
・出アガリの時は、上記に更に【4】を掛ける。
・10点台は切り上げて100点単位。
・子の点数がベースとなり、親の点数は子の1.5倍。
・支払い時、親は子の倍払う。
これが麻雀の点数計算の決まり、いわば公式です。
ここはしっかりと覚えて下さい。
備考：基礎翻とは？
場には基礎翻というものが存在します。
俗にいう「バンバン」というものです。（最近ではあまり言わないかもですがｗ）
アガリの点数は、符にアガリ役の翻数と、このバンバン分「2」を掛けて計算します。
では実際の上がり形を見ながら計算してみましょう。
点数計算実例1
子のツモのみの場合
符は30符なので、30×2×2、ここまでが基礎翻分で120。
更にアガリ役分2を掛けて240、但し10点台は繰り上げなので300点。
これが子１人分の支払い点数になります。
また、親は子の倍払う決まりなので、240×2＝480、繰り上げて500点。
これが親の支払い点数となり、300・500（サンボンゴホン）ということになります。
子の出アガリ（リーチのみ）の場合
符は40符なので、40×2×2、ここまでが基礎翻分で160。
アガリ役分の2を掛けて320、出アガリなので更に4を掛けて1280。
10点台は繰り上げなので1300点。
これが放銃者が支払う点数になります。
親の場合
親は点数は子がベースになりますので、ツモなら960×1.5＝1440、3で割ると480、繰り上げて500オール。
出アガリの場合は1280×1.5＝1920、繰り上げて2000点となります。
点数計算実例2
子のピンフ・ツモ・一気通貫（イッツー）の場合
ピンフツモの符は20符固定なので、20×2×2、ここまでが基礎翻分で80。
更にアガリ役分、この場合4翻なので、2を4回掛けて1280、但し10点台は繰り上げなので1300点。
これが子１人分の支払い点数になります。
また、親は子の倍払う決まりなので、1280×2＝2560、繰り上げて2600点。
これが親の支払い点数となり、1300・2600（イチサンニーロク）ということになります。
出アガリ（ピンフ・イッツー）の場合
符は30符なので、30×2×2、ここまでが基礎翻分で120。
アガリ役分2を掛ける（2×2×2）と960、出アガリなので更に4を掛けて3840。
10点台は繰り上げなので3900点（ザンク）。
これが放銃者が支払う点数になります。
親の場合
の点数は子がベースになりますので、ツモなら5120×1.5＝7680、3で割ると2560、繰り上げて2600（ニーロク）オール。
出アガリの場合は3840×1.5＝5760、繰り上げて5800（ゴッパー）となります。
正式な点数計算方法を覚えるメリット
点数計算の公式を覚えることにより、点数早見表の不思議な割り振りの謎も解けます。
例えば子のツモアガリ、400・700（ヨンホンナナホン）は、なぜ400・800ではないのか？
また、出アガリ3900（ザンク）は、ツモだとなぜ1000・2000（センニセン）なのか？
全ては符と翻数による計算方法（公式）がベースだからです。
いきなり下記早見表を丸暗記するよりも、まずは基本の計算方法から入った方が、より理解がしやすいと思います。
あなたがこれから点数計算をマスターしたいとお考えなら、ぜひここから入って下さい。
点数表
| 点数表(子) | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 符点／翻数 | あがり方 | １翻 | ２翻 | ３翻 | ４翻 | ||||
| ２０符 | ロン | – | – | – | – | ||||
| ツモ | ４００ | ７００ | ７００ | １３００ | １３００ | ２６００ | |||
| ２５符 | ロン | – | １６００ | ３２００ | ６４００ | ||||
| ツモ | – | – | ８００ | １６００ | １６００ | ３２００ | |||
| ３０符 | ロン | １０００ | ２０００ | ３９００ | ７７００ | ||||
| ツモ | ３００ | ５００ | ５００ | １０００ | １０００ | ２０００ | ２０００ | ３９００ | |
| ４０符 | ロン | １３００ | ２６００ | ５２００ |
満貫扱い |
||||
| ツモ | ４００ | ７００ | ７００ | １３００ | １３００ | ２６００ | |||
| ５０符 | ロン | １６００ | ３２００ | ６４００ | |||||
| ツモ | ４００ | ８００ | ８００ | １６００ | １６００ | ３２００ | |||
| ６０符 | ロン | ２０００ | ３９００ | ７７００ | |||||
| ツモ | ５００ | １０００ | １０００ | ２０００ | ２０００ | ３９００ | |||
| ７０符 | ロン | ２３００ | ４５００ |
満貫扱い |
|||||
| ツモ | ６００ | １２００ | １２００ | ２３００ | |||||
| ８０符 | ロン | ２６００ | ５２００ | ||||||
| ツモ | ７００ | １３００ | １３００ | ２６００ | |||||
| ９０符 | ロン | ２９００ | ５８００ | ||||||
| ツモ | ８００ | １５００ | １５００ | ２９００ | |||||
| １００符 | ロン | ３２００ | ６４００ | ||||||
| ツモ | ８００ | １６００ | １６００ | ３２００ | |||||
| １１０符 | ロン | ３６００点 | ７１００ | ||||||
| ツモ | ９００ | １８００ | １８００ | ３６００ | |||||
| ５翻 満貫 |
６～７翻 跳満 |
８～１０翻 倍満 |
１１～１２翻 三倍満 |
１３翻以上 役満 |
|||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ８０００ | １２０００ | １６０００ | ２４０００ | ３２０００ | |||||
| ２０００ | ４０００ | ３０００ | ６０００ | ４０００ | ８０００ | ６０００ | １２０００ | ８０００ | １６０００ |
| 点数表（親） | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 符点／翻数 | あがり方 | １翻 | ２翻 | ３翻 | ４翻 | ||||
| ２０符 | ロン | – | – | – | – | ||||
| ツモ | ７００オール | １３００オール | ２６００オール | ||||||
| ２５符 | ロン | – | ２４００ | ４８００ | ９６００ | ||||
| ツモ | – | １６００オール | ３２００オール | ||||||
| ３０符 | ロン | １５００ | ２９００ | ５８００ | １１６００ | ||||
| ツモ | ５００オール | １０００オール | ２０００オール | ３９００オール | |||||
| ４０符 | ロン | ２０００ | ３９００ | ７７００ |
満貫 |
||||
| ツモ | ７００オール | １３００オール | ２６００オール | ||||||
| ５０符 | ロン | ２４００ | ４８００ | ９６００ | |||||
| ツモ | ８００オール | １６００オール | ３２００オール | ||||||
| ６０符 | ロン | ２９００ | ５８００ | １１６００ | |||||
| ツモ | １０００オール | ２０００オール | ３９００オール | ||||||
| ７０符 | ロン | ３４００ | ６８００ |
満貫 |
|||||
| ツモ | １２００オール | ２３００オール | |||||||
| ８０符 | ロン | ３９００ | ７７００ | ||||||
| ツモ | １３００オール | ２６００オール | |||||||
| ９０符 | ロン | ４４００ | ８７００ | ||||||
| ツモ | １５００オール | ２９００オール | |||||||
| １００符 | ロン | ４８００ | ９６００ | ||||||
| ツモ | １６００オール | ３２００オール | |||||||
| １１０符 | ロン | ５３００ | １０６００ | ||||||
| ツモ | １８００オール | ３６００オール | |||||||
| ５翻 満貫 |
６～７翻 跳満 |
８～１０翻 倍満 |
１１～１２翻 三倍満 |
１３翻以上 役満 |
|---|---|---|---|---|
| １２０００ | １８０００ | ２４０００ | ３６０００ | ４８０００ |
| ４０００オール | ６０００オール | ８０００オール | １２０００オール | １６０００オール |
